年末年始、旅行会社の推計では国内旅行では一人当たりの費用が「過去最高」となる4万1000円、海外旅行する人の人数は前年の2.6倍になるという見通しを発表している。

町の声や宮城県民に人気の旅行先を、取材した。

宮城・志津川湾を一望できる天然温泉の絶景露天風呂。

こちらの宮城・南三陸町にあるホテルは、オーシャンビューの客室など合計244室があるが、年末年始はすでにほぼ満室だという。

南三陸ホテル観洋・小野寺浩支配人「特に、31日と1日は早いうちから満室になってます。お正月は、眺めの良い部屋から日の出を見ながらというような方がいらっしゃいますので、割と安定的にこの期間はこんな状況です」

大手旅行会社JTBの推計によると、年末年始の国内旅行者数は2800万人でコロナ前の96％に回復。1人あたりの旅行費用は4万1000円で、「過去最高」になる見通しだ。

担当者に、話を聞いた。

JTBグループ本社・広報室　安田 清子さん「国内は、旅行日数が1泊2日が多いが、今年は長く遠くに例年よりもお金をかけて旅行したいというお客様が非常に増えてきている状況。家族や1人が中心だった旅行から、同行者の対象が友人や知人に拡大する傾向が国内旅行では見られています」

宮城県民に人気の旅行先を、聞いた。

JTBグループ本社・広報室　安田 清子さん「国内だと、東京ディズニーリゾートを含む東京、ユニバーサルスタジオジャパンを含む関西、あと近場の東北エリア。数年ぶりに親せきで集まって温泉でゆっくりする、恒例のお正月の集いを今年から復活させる等みなさんこのお正月を楽しみにされている」

安斎アナウンサーリポート「今年も残すところ3週間を切りました。街の皆さんはこの年末年始をどう過ごすのでしょうか？」

街の人は
「那須の美味しいチーズケーキを求めに行って、パーキングでご飯を食べて帰ってくる。孫を連れていきたい」
「みんな久しぶりに旅行に行ったり忘年会も。出かける話は多い」
「（赤ちゃんが）今年の8月に生まれ、3か月経ちました。年末年始は、親族集まってという感じですね」
「（大学）4年生なので、卒業記念に海外に行く人が多い。東南アジアが多い。タイ、フィリピン、その辺り」

大手旅行会社の推計によると、海外旅行の旅行者数は前年比2.6倍の58万人の見込みで、コロナ前のおよそ70％に回復する見込みだ。

宮城県民の人気の旅行先は、グアム、ハワイ、台湾だという。

JTBグループ本社・広報室　安田 清子さん「三世代の旅行が今増えてきている。帰省してきた家族との旅行の申し込みが増えている。仙台空港から国際線が飛んでいるので、家族や友人と台湾へ旅行に行く人も増えている」

新型コロナ「5類移行」後初の年末年始、みなさんはどう過ごされるだろうか？