【処理水 2回目の海洋放出】福島第一原発〝風評被害〟石巻に相談窓口
東京電力は前日までの検査で、処理水を海水で希釈した水槽の水のトリチウム濃度が放出基準を満たして、気象や海の状況も問題がないとして、5日午前10時18分から2回目の海洋放出を始めた。1回目と同じ「約7800トン」を17日間ほどの日程をかけて放出する計画で、東京電力は今年度中にあわせて「約3万1200トン」の処理水を海洋放出する予定。
東京電力は処理水放出を受けて、風評被害の賠償の相談などに応じる窓口を石巻市に開設している。窓口では売れなくなった商品の販路開拓などについても個別相談に応じ、これまでに3件の相談があったという<事前予約 0120-925-097>
また、今月27日からは宮城県が処理水放出を受けた賠償手続きなどに関する説明会を開催する。会場は仙台や大崎などを含む5地域で、弁護士などによる個別相談会も開かれる予定。