被告の男(45)に「懲役17年求刑」女子中学生を殺そうとした罪<仙台地裁>
殺人未遂などの罪に問われているのは、仙台市太白区の無職・尾張裕之被告(45)。去年7月、仙台市太白区内の路上で、登校中の女子中学生2人の背中などを自宅から持ち出した包丁で突き刺し、殺そうとした罪に問われている。女子中学生2人は全治1カ月のケガをした。
仙台地裁で行われた裁判で、検察側は「尾張被告の犯行は極めて身勝手で悪質なもので、包丁が変形するほど力を込めるなど強い殺意があった」として懲役17年を求刑した。
弁護側は「犯行時、被告は心神喪失状態、もしくは心神耗弱状態だったため、無罪か減刑されるのが妥当」と主張した。
判決は今月29日に言い渡される。