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くんち手ぬぐいが個性的な服や小物に変身 “アップサイクル” の店 私だけのくんちアイテムを《長崎》

2024年10月7日 15:00
くんち手ぬぐいが個性的な服や小物に変身 “アップサイクル” の店 私だけのくんちアイテムを《長崎》

使わないまま、家に眠っているものなどを再利用する「アップサイクル」の店。

長崎くんちの手ぬぐいが、服や小物に生まれ変わりました。

今年の踊町「銀屋町」鯱太鼓のGジャン。

腕には、担ぎ手の掛け声「蓬莱鯱(ホーライコー)」の文字が入っています。

パッチワークのスカートには、阿蘭陀漫才や 龍宮船など、10か町以上の演し物が。

シャツの背中部分には、堤けんじさんの “たぬき絵” の手ぬぐいが使われています。

長崎市のセレクトショップ「リラベルド」。

店内には、海洋ごみから作ったアクセサリーや、リメークした古着などが並びます。

今年6月、不要になったものを再利用する「アップサイクル」の店としてオープンしました。

(リラベルド 里見はるか 代表)
「家に眠らせているものを、また主役にして輝いてもらいたいという思いもあるし、洋服になることでおくんちの手ぬぐいの良さを、さらにみんなに知ってほしい」

先月から取り組んでいるのが、客が持ち込んだ古着や手ぬぐいを生まれ変わらせる「長崎くんち」のシリーズ。

まずは元の材料をいかして、デザインを決めます。

(リラベルド 里見はるか 代表)
「大きな男性のところを背中に、女性の絵は前にしていきたい」

制作を担当するのは、契約しているクリエーター。くんちシリーズは 荒木文子さんが手掛けます。

(クリエーター 荒木文子さん)
「それぞれの町がいろんなデザインをしていて、とっても面白い。そのまま絵が生かせる」

丸山町の手ぬぐいは、Gジャンの背中やポケットなどにあしらわれ、粋な一着に “アップサイクル” されました。

(クリエーター 荒木文子さん)
「手ぬぐいがずれないように、キルティングステッチをして押さえる。下はフリンジを使って動きを出して、おもしろくしている」

ポケット部分はそのまま使えるように、生地の周りを縫い付けるだけにしたそうです

リメークは、バッグやポーチなどの小物にすることもできます。

店の一押しは「日傘」。広げると、8か町の手ぬぐいの柄が楽しめます。

(クリエーター 荒木文子さん)
「表にUVスプレー、裏にUVカットの裏地を使っている」

留め具には、海洋プラスチックを加工したボタンを使用。

踊町が確認できるカードもついています。

くんち見物のお供としては、もちろん1年中 くんち気分が楽しめて、地球にも優しい取り組みです。

(リラベルド 里見はるか 代表)
「一緒におくんちを盛り上げていきたいと思っているし、自分オリジナルの 唯一無二の商品を作らせてもらって身に着けてほしい」

    長崎国際テレビのニュース