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「戦争とは何か」原爆の日を前に被爆者が高校生に向け講話 願いは “二度と被爆者を作らない”《長崎》

2024年8月8日 20:30
「戦争とは何か」原爆の日を前に被爆者が高校生に向け講話 願いは “二度と被爆者を作らない”《長崎》

(8歳で被爆 山川 剛さん(87))
「まず皆さんが持っている国語辞典で “戦争” とひいてほしい。あなたが戦争を定義してほしい」

原爆の日を前に、被爆者による講話なども各地で行われました。

18の都道府県から集まった約100人の高校生らを前に「戦争とは何か」を問いかけたのは、被爆者の山川 剛さん 87歳。

この問いを考え続けることで “平和に近づく” と訴えました。

(被爆者 山川 剛さん)
「なぜ戦争するのか、自分なりの答えを見つけてほしい。各県から参加している皆さんが、そういうウェーブを巻き起こしてほしい」

その先に『二度と被爆者を作らない』世の中にするのが、山川さんの願いです。

(被爆者 山川 剛さん)
「(核兵器が)1発あると、また被爆者は生まれる。ゼロにならないと意味がない。核兵器ゼロの世の中は実現可能か。多いに可能性がある」

山川さんは年に100回以上、全国の修学旅行生に被爆の実相を語っています。

不変の誓いを胸に、8月9日も関東の大学生に向けて話をする予定です。

(被爆者 山川 剛さん)
「1年に1回、ぎゅっとねじを巻かれるという感じがする。戦争は人殺しだという共通理解になるようなそういうウェーブが巻き起こされればいい」

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