子どもに好奇心持ってもらう本選びのポイントは 児童書選びの専門家を招いたイベント開催《長崎》
子どもに好奇心を持ってもらうことがポイントだそうです。
本に親しみ興味を持ってもらおうと児童書選びの専門家を招いたイベントが28日、諫早市の小学校で開かれました。
(横山 眞佐子さん)
「おいしそうな料理を作っていい匂いがし始めるとおばけだぞ、あっちいけとおどかしてシェフが逃げたすきにつまみ食いしていた」
本のあらすじを分かりやすく紹介することで興味を持ってもらい読むきっかけ作りにつなげます。
山口県下関市で児童書の専門店を営む横山 眞佐子さんは全国の小中学校で本の魅力を伝えています。
(児童)
「おばけの本(が気になった)。どんなふうに仲良くなったか詳しく見てみたい」
「もっと本が読みたいと思った。たくさんの言葉を覚えられたりする」
イベントは真津山小学校の保護者らによる図書ボランティアが企画し地域住民らも参加した座談会では何をポイントに本を選ぶべきかといった質問に答えました。
(参加者)
「子どもに薦めるにあたってどこを基準にしているか」
(横山 眞佐子さん)
「自分自身がおもしろかったことをすすめてみたらこれだけの人数の一人くらいはいいと言ってくれるかもしれない。好奇心を少しでも引っ張り出せるくらいみなさんが本を楽しんだらいい」
子どもの頃から本を読むことで想像力を養い、物事を深堀りできるようになってほしいと横山さんは話します。
(横山 眞佐子さん)
「言葉の数が増えてその言葉が意味することが想像できるようになるから人間がどんどん広く、大きく深くなる」
活動開始から23年になる真津山小の図書ボランティア。
本の読み語りを定期的に行うなどしていて学校では、全校児童のおよそ4割がほぼ毎日、図書室を利用しているということです。