“若手人材”に造船技術の継承を!造船業の未来を担う8人が「研修センター」で専門技能習得へ《長崎》
「熟練の技」や「専門知識」の習得を目指します。
造船業を担う若手を育成する「研修センター」の入所式に、新人の造船マン8人が臨みました。
(受講生代表 長崎造船 濵田 大輝さん)
「温かい励ましの言葉と、私どもへの大きな期待を胸に、これから2か月間の教育訓練に全力で取り組んでいく決意であります」
入所したのは、4月に県内4つの造船関連企業に就職した18歳から33歳までの8人です。
研修センターは熟練技能者の高齢化が進む中、若手人材に造船技術を円滑に継承することを目的に、18年前に設立されました。
これまでに約400人の造船マンを輩出していますが、近年は他業界への人材流出が増え、7年連続で “定員割れ” となっています。
(技術研修センター 三浦 学 副会長)
「造船業界全体が先行き不安と思われるなど数々の世相を反映し、なかなか希望者が出てこないというのが現状。より多くの成果を習得できるよう、努力してほしい」
(島原ドック協業組合 船戸 貴心さん )
「緊張と不安で心がいっぱいで、昨日の夜も寝れなかった。お客様が乗りやすい工夫を凝らせるような社員になりたい」
研修生たちは2か月間、造船の専門的な知識や溶接、クレーンなどの技能の習得を目指します。