今年度いっぱいで閉校の小学校で児童が落語を披露 子どもたちのユーモアあふれる落語に会場は笑いに包まれる 島根県奥出雲町
島根県奥出雲町の小学生が6月21日、地元の公民館で今年度初めて落語を披露しました。
青葉亭 こやけ
「道具屋でござい~できたての道具屋熱々のほくほくの道具屋でござい~」
落語を披露したのは島根県奥出雲町の高尾小学校の児童3人です。21日は奥出雲町の公民館で約40人の観客を前に今年度初めての寄席を行いました。
全校児童が3人と少ない高尾小学校では、多くの人と関わって物おじせず人前で話せるようになってほしいと2013年から授業の一環として落語に取り組んでいます。
青葉亭 たこやき
「飴買ってよ飴玉買ってよ お集まりの皆さんどう思われますか 飴玉一つくらい買ってやってもよいと思いませんか?こら、世間を味方につけるな」
児童数の減少により、今年度いっぱいでの閉校が決まっている高尾小学校。このメンバーで落語ができるのも1年を切りましたが子どもたちのユーモアあふれる落語に会場は笑いに包まれていました。
お客さん
「あそこまで小学生が上手にされて関心して聞いておりました」
「今までもちょくちょく聞いておりましたけどまた上手になって本職でやっていかれるような感じでした」
児童 岸本大輝さん(6年生)
「今年1回目なので忘れていそうだったけど、この1週間本気で頑張ったのでできてよかったです。今年悔いがない終わり方をしたいなと思っています」
3人の小さな落語家が活躍できるのも残り1年。
次回は7月13日に高尾小学校で寄席が行われます。