「つくった人達の苦労がしっかり伝わってくる味」 地元特産ブランド白ネギ“伯州美人”が給食に! 鳥取県米子市
地元ならではの食材のメニューを子どもたちが味わいます。鳥取県米子市の特産品であるブランド白ネギ「伯州美人」を使用した学校給食が12月12日、鳥取県米子市内の小中学校などで出されました。
「伯州美人」は、古くから鳥取県西部で栽培されてきたブランド白ネギで、太くてやわらかくとろけるような食感と甘みが強いのが特徴です。この地元食材を使った給食メニューが、12月12日、鳥取県米子市内の11の小中学校などに出されました。
伯州美人を使った給食メニューは、冬によく食べられる郷土料理の一つで冬野菜を煮込んだ「じゃぶ汁」です。
啓成小学校では、給食の前にJAの白ネギ担当者が「伯州美人」は、栽培が難しく鳥取県米子市内でわずか10軒の農家しか生産されてない貴重なネギなどと説明をしていました。そして児童たちは、早速そのメニューを味わい、中にはおかわりをする児童の姿も見られました。
児童
「とてもおいしかったです。これをつくった人たちの苦労がしっかり伝わってくる味でした」
「甘くてしっかりしみ込むような味で、おいしかったです」
「アメリカのネギは少し固くてあまり味がないけど、このネギはやわらかくてとても甘くておいしいです」
JA鳥取西部 山形昌太朗さん
「皆さんがおいしい、おいしいと食べてくれるので非常にうれしいかったです。地元ならではのものを食べていただくということが、皆さんの地元愛を育む良いきっかけになるかなと思っています」
米子市では、今後も地元の特産品を活かした学校給食に力を入れ、食育の推進とともに地元への関心をさらに深めてもらいたいとしています。