大雨のピークは過ぎるも… 山陰各地で影響 運転を見合わせる交通機関も
7月9日から大雨に見舞われた山陰地方。雨のピークは過ぎたものの各地で影響が出ています。
梅雨前線の活動が活発となり、7月9日から雨が降り続いた山陰地方。降り始めから7月11日明け方にかけての降水量は、島根県出雲市芦渡町で265.5ミリ、松江市西津田で256.5ミリとなるなど、島根県を中心に大雨となりました。
この雨で9日から孤立状態が続いていた出雲市の日御碕地区。11日朝は、市や国交省の職員らによって、地区内の港に水や食料など支援物資が届けられました。
出雲市 飯塚俊之 市長
「要望も聞いて、いろいろなところに支援ができる体制をくんでいきたいと思っています」
出雲市によると、現在も235世帯、約550人が孤立状態となっていますが、現時点で体調不良を訴えている人はいないということです。
交通機関にも影響が出ています。JR西日本によりますと、山陰本線の米子-益田間、木次線の宍道-木次間。また、特急のスーパーまつかぜ、スーパーおきの米子-益田間、「やくも」がいずれも始発から運転を見合わせています。
列車を利用しようとした人
「大田市駅まで行くんですけど、2日間くらい止まっていて、午後くらいまで動かないって言われちゃって、どうしよう・・・」
JRは、最新の情報を確認するよう呼び掛けています。
山陰地方では、この後、11日昼前にかけて局地的に雷を伴い雨が強まる恐れがあります。土砂災害や河川の増水、落雷などに注意するようにしてください。