県内人口最小の町議会の活性化のため 住民グループが江府町議員定数増へ条例改正を求める申し入れ 鳥取県江府町
鳥取県江府町の住民有志によるグループが11月5日、町議会の議員定数を増やす条例改正を求める申し入れを行いました。
11月5日は、鳥取県江府町の80代の住民有志グループの4人が江府町役場を訪れました。このグループの世話人である竹茂幹根さんが、町議会の藤原事務局長に、現在議会で見直しを進めている議員定数について、申し入れ書を提出しました。
申し入れ書では、町民50人分の署名簿を添えて議員の年収約400万円を半減させ、現在の議員定数10を14に増やすための条例改正を求めています。今回の申し入れについて住民有志グループは「現在の議員定数が少ない町議会では、活発な議論がなされていない」「議員定数を増やしてもう一度、町議会を活性化させたい」としています。
江府町の住民有志グループ 竹茂幹根さん
「なんで議員の報酬を50%カットかというと、実際には議員の報酬下げる のが目的ではない。非常に危機感がある。議会が(議場での)本気度が足らなくて、やっぱり本気度を住民も見せないと議会も本気にならない」
現在人口が2400人余りと鳥取県内でも最も少ない江府町。少子高齢化への対策が急がれる中、議会の重要性がますます高まっている中で今回、異例の申し入れが行われました。今後の議会側の対応が注目されます。