大相撲初場所で13勝2敗と好成績を挙げ、大関昇進が決定した東関脇・琴ノ若。祖父・琴櫻の地元である鳥取県倉吉市はお祝いムードに包まれています。

日本相撲協会は1月31日、東関脇琴ノ若の大関昇進を満場一致で正式に決定しました。

琴ノ若
「やっと(今まで)見てきた光景を自分でできるようになったなと思いました」

この発表を受け、琴ノ若の祖父である元横綱・琴櫻の地元・倉吉市では琴ノ若の大関昇進を祝う横断幕を掲げ、お祝いムードに包まれていました。

琴櫻記念館 説明員 宇崎愛さん
「本当にこの一年ぐらいで急にどんどんよくなってきて、取りこぼしのない相撲を取ってこられたということで今後がさらに楽しみになりましたし、琴ノ若関の知名度と一緒に琴櫻の知名度も上がっていくことも期待しています」

今回特に注目が集まったのが『しこ名』。祖父・琴櫻のしこ名を継ぐかどうかについてはー。

琴ノ若
「琴ノ若で、新大関の場所を取らせていただこうかなと思っています。僕の名前を大関にあげたかったので、まず一場所をしっかりとってそこから琴櫻を継がせていただこうかなと思っています」

新大関となる今年3月の春場所は「琴ノ若」のままで臨み、その後に「琴櫻」を継ぐ考えを示しました。「琴ノ若」の今後の活躍にも期待が高まります。