「資料を通じて鳥取市の歴史を」 学芸員などが5年間かけて集めた鳥取市にまつわる資料を展示 鳥取県鳥取市
なじみの深いものから、珍しいものまで大集結です。鳥取市歴史博物館で歴史や文化を学べる企画展が開かれています。
鳥取市歴史博物館で開かれている特別展「館蔵品展Ⅳ」。会場には、学芸員などが5年間かけて集めた鳥取市にまつわる歴史や文化に関する資料、約80点が展示されています。中でも、縦3メートル、横4メートルの和紙に描かれた地図には、江戸時代前期の鳥取城下町が。地図の上には、天守が落雷で焼失する前の城の様子も描かれています。
また、鳥取市吉方町出身の俳人・尾崎放哉自筆の俳句も展示されていて、放哉が東京帝国大学在学中の明治40年に国民新聞に掲載された貴重な資料です。
このほか、戦国時代の武将・吉川経家が使ったといわれている道具など歴史を感じられる資料も並んでいます。
鳥取市歴史博物館やまびこ館 横山展宏 学芸員
「新しい資料でほとんどが初めて公開するものになりますので、資料を通じて鳥取市の歴史を知っていただきたい」
この特別展は、3月24日まで鳥取市歴史博物館で開かれています。