まるで一枚の美しい日本画のよう 連休前に大山紅葉 一方で…冬に備えラッセル車点検 今シーズンの雪を乗り越えるために 鳥取県江府町・米子市
中国地方最高峰、雄大な大山。今、紅葉が見頃です。
11月1日は、あいにくの小雨模様で山頂付近は、白い霧がかかっていましたが、中腹付近は、ブナやカエデなどの葉が赤や黄色に染まって、紅葉も真っ盛り。まるで一枚の美しい日本画のようでした。
ここ鳥取県江府町の鍵掛峠では、平日にも関わらず県内外の観光客が次々と訪れ、景色をカメラに収めるなどしていました。
観光客
「(雨で)見えるかなとちょっと心配したんですけど、きれいに見えて満足です」
大山の紅葉は、11月5日ごろまで見頃とみられています。11月2日の雨の降り方が気になりますが、3連休は多くの観光客でにぎわいそうです。
一方、少しづつ冬に近づく中、JR西日本山陰支社では雪への備えを進めています。山陰支社の管内には、積雪があった際に線路の除雪を行うラッセル車3台が配備されていいて、11月1日には鳥取県米子市での後藤総合車両所で整備の様子を公開。JRの職員がハンマーを使って音を聴き、車体のボルトの締まり具合などを慎重に点検していました。レールに積もった雪をかき出す「フランジャー」や雪を線路の外に出す「ウイング」と呼ばれる装置の動きも確認していました。
後藤総合車両所米子支所 森鉄平さん
「除雪ができないと通常の旅客での運行もできないので、しっかりと除雪ができるようにと思いながら、車両の整備をしました。お客さまに安定した輸送サービスが提供できるよう、社員一丸となって今シーズンの雪を乗り越えていきたい」
山陰支社管内では昨シーズン、ラッセル車は4日間出動したということです。今シーズンのラッセル車の試運転は11月6日から行われ、25日以降、各支所に配備されます。