山陰の両県ともに今年1月から10月までの特殊詐欺の被害額が8000万円超え SNS型投資・ロマンス詐欺の被害は両県合わせて10億円以上 警察が注意を呼びかけ 鳥取県・島根県
今年1月から10月までの特殊詐欺の被害額は鳥取県が9100万円、島根県は8700万円に上ることが分かりました。SNS型投資・ロマンス詐欺の被害も両県合わせて10億円以上と増えていて警察が注意を呼びかけています。
今年1月から10月まで、オレオレ詐欺や還付金詐欺など特殊詐欺による被害は鳥取県で前年より5件増え62件となりました。被害額は9100万円余りで(前年同期比1139万円減)このうち、10月の被害額は約3500万円、ひと月の被害としては今年最大となりました。
一方、島根県での特殊詐欺による被害は前年より3件少ない58件で、被害額は8700万円余りでした(前年同期比5296万円減)。
被害が増えているSNS型投資・ロマンス詐欺では、鳥取県で10月までに4億8685万円の被害が出ていて、1件で約2億円をだまし取られる被害も発生しました。島根県では被害総額が5億4000万円を超えていて、被害額が5000万円以上の事件が複数起こっています。
両県とも60代の被害が多いということです。警察は詐欺の被害に遭わないため、電話やSNSなどでお金を要求された場合は家族など周囲の人に相談するよう注意を呼びかけています。