青森ねぶた祭の開幕まで1週間です。大型ねぶたの台上げが終わり、沿道でもまつりムードが高まっています。

第7代ねぶた名人竹浪比呂央さんが制作した青森菱友会のねぶたは午前8時30分ごろから台上げ作業が始まりました。運行団体の関係者が部分ごとに担ぎ上げ慎重に台車に乗せていました。老人が3頭の麒麟を源義経にさずけたという伝説を題材にしています。

★竹浪比呂央さん
「このねぶたで表現したかったのは風ですので風の表現で墨の線を変えていますし、波の形、同じ方向に流れるようにですから龍飛岬の風を感じてもらえれば」

きょうでまつりに出陣する大型ねぶた全22台の台上げが完了しました。

★青森放送 成田栞寿
「ねぶた祭まで1週間となり、こちらのお店ではまつりを楽しむための商品の販売に向けて着々と準備が進められています」

運行ルート近くの成田本店しんまち店ではきょうからまつり関連商品の販売を始めました。インバウンドの観光客にもハネトがつける鈴などを買い求めていくということです。商品はまつり最終日の来月7日まで販売されます。

まつりでの粗暴ハネトいわゆる「カラス族」を制圧する訓練も行われました。訓練には青森警察署と県内の警備会社9社の社員たちおよそ40人が参加し、交差点で人混みによる転倒事故を未然に防ぐ方法や誘導方法なども確認しました。

★青森警察署清　野るみ子地域官
「安全にそして安心してまつりを楽しめるように警備に臨みたいと思います」

青森ねぶた祭は来月2日開幕です。