敬老の日 96歳 消えぬ短歌の魂
これまでに5000首以上の歌を詠んでいるつがる市の男性です。
96歳になった今も短歌を詠む魂が消えることはありません。
つがる市車力に住む中村正行さん、1928年生まれの96歳です。
中村さんの自宅にはある貴重なものが。
新春に皇居で行われる「歌会始の儀」の入選証書、入選した歌が書かれています
「田づくりも今宵かぎりと焼く藁の赤き火見つむ妻と並びて」
★中村正行さん
「ずっと田作りをしていて田作りももうこれで終わりとことし限りで終わりだとそう思って わらを焼いた真っ赤な火を妻と2人で並んで見ているという歌」
2008年の歌会始で初入選、さらによくとしも2年連続で入選を果たしました。
中村さんが短歌を始めたきっかけは…。
★中村正行さん
「小学校高等科2年のあたりそのころ石川啄木を覚えてそこから啄木にひかれて歌を作った」
およそ80年で詠んだ短歌は5,000首以上にのぼり2021年には自身の歌集も出版しました。
★中村正行さん
「命あれば命ある限り作りたいと思っている」
96歳の中村さん、歌を詠む魂が尽きることはありません。