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三沢ビードルビーチベンチの日よけ落下 下敷きの2人重軽傷 腐食あり立入禁止にしていた

2024年9月5日 18:42
三沢ビードルビーチベンチの日よけ落下 下敷きの2人重軽傷 腐食あり立入禁止にしていた

三沢市のビーチでベンチの上の日よけが落ちて下敷きになった男女2人が重軽傷を負いました。なぜ事故が起きたのか、現場では先月腐食している場所が見つかっていました。

★青森放送 加藤誠
「ベンチの上にあった屋根が落ちています 奥ではいすが巻き込まれ潰れています」

事故があったのはすでに海水浴場の営業が終了している三沢ビードルビーチです。きのう午後10時40分ごろ砂浜の脇にあるベンチの日よけが落下しそこにいた3人のうち2人が下敷きになりました。
この事故で八戸市に住む19歳の会社員の男性が右足首の骨を折る大けがをし、おいらせ町に住む専門学校生の19歳の女性が頭にけがをしました。
三沢市によりますと落ちた日よけは鉄製の骨組みにプラスチックの板をつけたもので横幅およそ15メートル、高さ2.5メートルのコンクリート製の支柱に取り付けられていました。8月上旬に鉄製の骨組みにさびが確認されたため現在はベンチに座らないようロープなどを張って立ち入りを禁止していました。
こちらはビーチにある同じタイプのベンチです。ベンチと日よけは2005年に県が2つ設置し、管理は三沢市が行っていました。海開き前の点検ではどちらも問題なかったということです。ただ、そのうちの1基が壊れ、市は屋根と支柱をつなぐ鉄製の部分が海風で腐食し倒壊した可能性があるとしています。

★三沢市農政水産課 堀内実課長
「けがをされた方々に対しまして心からお詫び申し上げます 今回の事故による原因についてその原因究明を早急に進め必要な対応を実施し市民のみなさんが安心して施設を利用できるよう進めて参りたいと考えております」

市は倒壊した場所ともう1基の周辺の立ち入りを規制し、今後県と協議した上で対応を実施するとしています。

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