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JR松山駅周辺再開発の現状 “車両基地跡地”活用について「どんな施設ができたらいい?」街の声は

2024年6月27日 18:54
JR松山駅周辺再開発の現状 “車両基地跡地”活用について「どんな施設ができたらいい?」街の声は

【スタジオ】
「JR松山駅」を中心とした再開発についてです。新しいJR松山駅はこの秋に完成する予定で、きょうも小雨が降る中、工事が進められていました。新・松山駅は・線路を地上およそ7mの高架にするほか、高架の下には商業エリアも!地元のお店を中心に18のテナントが出店予定です。

白石アナ:
外から見ているとどんどん形ができていて…楽しみになりますね。

杉本記者:
ただ、駅の“周り”を見てみますと…更地が目立ちます。駅自体の完成は目前なんですが、これからなのが「駅周辺の整備事業」です。

松山市は、これまでに現在の駅の正面にあたる東口前の広場には、集約型の公共交通ターミナル「バスタ」の設置や西口前のデザイン案を発表しています。

一方で、駅の南東の県が取得予定の「貨物駅跡地」や駅の南西には松山市が取得予定の「車両基地跡地」があるんですが、このエリアについて現時点でデザインは示されていません。

白石アナ:
この、市が取得予定の車両基地跡地の活用についてはこれまでにもいろんな意見が出ていますよね。

杉本記者:
そうなんです。この跡地は、駅の西口から歩いておよそ3分のところにあります。松山市は「情報文化交流拠点」として具体的には、2000席程度の劇場型ホール、800席程度の多目的ホール、子ども関連施設を想定しています。

この「車両基地跡地」の活用については、きのうまで行われた市の定例市議会一般質問でも質問が相次ぎました。

原俊司議員:
「全体の進捗状況と今後の予定やスケジュールについてお尋ねします」

田中エリナ議員:
「そもそも、今回の2000人という数字は市場の調査や市民の声を聞くプロセス、また 収益性を考慮して想定がなされたものでしょうか」

【スタジオ】
杉本記者:
市の想定に対して、このままで良いのかという意見、また、経済団体や文化団体からは「5000人規模のアリーナの整備を」「中・小規模の専門性の高いホールを」など、複数の提言や要望の声が挙がっています。

実際に、この場所にどんな施設ができたらいいと思うか、松山駅周辺でまちの声を聞いてみました。

松山市・高校3年生:
「食べ物食べれるところができてほしいですね」
「子どもの時からボールをあんまり使えない公園が多かったので、そういう思いをさせたくないなと思ったので、ボールが使える球戯場とかが欲しいなと思いました」

神奈川県から・女性:
「足湯とかできてもいいかもしれない」

宇和島市・男性(50代):
「子どもが小さいのでぜひ子どもの遊び場を。室内の遊び場もそうですし、室外でも遊べるような、体が動かせる場所があったらいいなと思いますね」

松山市・男性(40代):
「バスケットのチームがあるでしょ。アリーナにしてもいいし、学校もいいかもしれない。通信制の学校とか」

タクシー運転手・(60代)
「スケボーのパークとかBMXのパークとか。作ってもらったら絶対イベント とかしても集まると思うけど」

【スタジオ】
白石アナ:
いろんな意見が出ていて松山の中心となる場所でもありますし期待も大きいですね。

杉本記者:
松山市は「基本理念をもとに市民や有識者の意見を聞きながらよりよい施設になるよう計画を進めていきたい」としていて、今年度末には施設のイメージパースを含む基本計画の策定を目指しています。

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