行方不明の活魚運搬船が和歌山県の海底で発見 乗組員6人の行方は未だ分からず【愛媛】
2020年12月に愛南町を出港したまま行方不明となっていた活魚運搬船「第八しんこう丸」が、和歌山県沖の海底で見つかりました。乗組員6人の行方は未だ分かっていません。
宇和島市の戸田水産が所有する活魚運搬船「第八しんこう丸」は、船長ら6人を乗せて2020年12月22日に愛南町から三重県に向かい出港。
その後、突然消息を絶ち、海上保安庁が捜索していました。
第五管区海上保安本部によると、「船舶らしきものが沈んでいる」との情報提供を元に、先月17日に無人探査機で和歌山県沖を調査したところ、第八しんこう丸を見つけたということです。
発見したのは、和歌山県すさみ町沖およそ30キロ、深さおよそ1500メートルの海底で、船首部分と船尾に「第八しんこう丸」の文字が確認できます。
第五管区海上保安本部によると、乗組員6人については未だ手がかりが見つかっていないということです。
「しんこう丸」の発見を受け、戸田源二船長の母・明美さんは南海放送の取材に対し、「船の姿を見ただけで胸がいっぱいになった。ホッとしているが気持ちは複雑。船を見つけてもらって感謝している」と話していました。
第五管区海上保安本部は引き続き、乗組員6人の行方を捜索しています。