災害発生時に緊急車両の救援ルートを確保 伊予市と自動車リサイクル業者が協定【愛媛】
災害発生時、道をふさぐ車を速やかに撤去し緊急車両などが通行できるようにするために、伊予市と自動車リサイクル業者が協定を結びました。
伊予市役所で行われた締結式では、伊予市の武智邦典市長と伊予市に本社のある自動車リサイクル業・ヤツヅカの八束和志代表取締役が協定書にサインしました。
きょう結ばれた「災害時における応急対策業務の協力に関する協定」は、災害発生時に、道路上で動けなくなった車を撤去し緊急車両の救援ルートを確保するなど、応急対策の迅速な実施を目的としています。
八束代表取締役は「東日本大震災や西日本豪雨の際に動かなくなった車を、多数移動させた経験がある。災害発生時にはスムーズな復旧の一翼を担いたい」と話していました。
伊予市は、今後も地元企業と協力関係を築くなどして、大規模災害への備えを強化していく方針です。