石油コンビナート地区で大規模訓練 災害発生時の防災体制を強化【愛媛】
災害発生時の防災体制を強化しようと、愛媛県と石油コンビナートの事業所などが大規模訓練を行いました。
松山市の石油コンビナート地区で行われた訓練には、県や松山市、松山海上保安部などあわせて10機関から190人が参加しました。
訓練では、タンクから石油などが漏れ出し、火災が発生したという想定のもと、消防車両8台が駆け付け、消火活動にあたりました。
また、地震の揺れで岸壁に衝突した船から重油が漏れた場合に備えて、吸着マットや船からの放水で油の拡散を防ぐための手順を確認しました。
県消防防災安全課の稲田和教主幹は「実際の活動の中で課題が見えた部分については今後、関係者間で協議して今後の対策に生かしていきたい」と話していました。
この防災訓練は、県内に4か所の石油コンビナート地区で年に1回、持ち回りで行われています。