松山市で「ファミリーシップ制度」運用開始 夫婦別姓希望のカップルが届け出
きょうのワードは「ファミリーシップ制度」です。同性・異性を問わず、法律婚の関係にない2人やその子どもなどを‟家族”として公的に認め証明書などを交付する制度のことです。
きょう、松山市でその運用が始まり、1組目のカップルが証明書を受け取りました。
松山市役所へファミリーシップの届け出に訪れたのは、30代の事実婚のカップルと2歳の娘です。
届け出によって、3人は
・住民票の続柄を「同居人」から「縁故者」に変更できるようになるほか
・市営住宅の入居申し込みなどの行政サービスを受けられるようになります。
また、証明書と一緒に交付される「届け出受理カード」を提示することで、病院で面会や手術の同意が認められたり、携帯料金の家族割引が受けられたりする場合があるということです。
選択的夫婦別姓を希望し事実婚を選択 35歳女性:
「娘が保育園に入ったときに、正式な書類を書くっていうふうになったときには、夫が‟同居人”っていう続き柄になってしまうっていうところが、 私の中でも違和感があったりして、自分たちが自分たちの形で家族を作っていっていいんだっていうふうに思えるっていうところが、この制度のいいところではないかなと思う」
ファミリーシップの届け出は、窓口または、郵送、電子申請で受け付けていて、松山市によりますと、届け出た1組のほかに、4組が窓口での届け出を予約しているということです。