きのう官製談合事件で愛媛県職員が逮捕されたことを受け、副知事が綱紀粛正の徹底を指示しました。

この事件は、久万高原町で行われた急傾斜地崩壊対策工事の一般競争入札で、非公表の価格に関する情報を漏らしたとして、県中予地方局建設部・河川砂防課長の鈴木俊博容疑者（58）が官製談合防止法違反などの疑いできのう逮捕されたものです。

これを受け、けさ県庁では菅規行副知事が幹部職員に対し、再発防止や信頼回復に真摯に取り組むよう、綱紀粛正の徹底を指示しました。県は事実が確認でき次第、鈴木容疑者を厳正に処分する方針です。

この事件では、松山市の元県職員宮崎裕文容疑者と、久万高原町の建設会社社長、久保陽生容疑者ら3人も公契約関係競売等妨害の疑いで逮捕されています。