また教職員の不祥事が発覚しました。
高知県教委は生徒にキスをするなど不適切な行為をした県立学校の講師と、盗撮を行い逮捕されていた小学校教諭を1月22日付けで懲戒免職にしたと発表しました。

また生徒に電子タバコを提供し、一緒に喫煙をした教諭も停職処分としています。今年度の教職員の不祥事は今回の3件を含め10件になりました。

県教育委員会が22日付けで懲戒免職処分にしたのは2人で、このうち県中部の県立高校の20代の講師は去年9月から11月にかけて学校内などで勤務する学校の生徒1人に抱きついたりキスをする不適切な行為を複数回行ったということです。
県教委は関係者のプライバシーを配慮し所属や氏名など公表していません。

また去年12月、高知市内の商業施設でスマートフォンを使って女性の背後からスカート内を撮影したとして現行犯逮捕されていた高知市の旭小学校の井後尚之教諭(23)も懲戒免職としました。
井後教諭は警察の調べに対し、他にも複数回の盗撮行為をしていたと認めています。

また、県教委は生徒に電子タバコを提供し、一緒に喫煙をした幡多農業高校の細川功教諭(45)を停職3か月の処分にしたと発表しました。細川教諭は県青少年保護育成条例違反で高知地検に送致されました。

県内の教職員による不祥事は今年度、今回の3件を含め10件にのぼり、県の長岡幹泰教育長は「教職員の不祥事が続発する非常事態にあって不祥事防止に向け、強化を図っていた中にも関わらずこのような事案を起こしたことは誠に遺憾であり痛恨の極み。引き続き、強い覚悟と意思のもと新たな不祥事防止対策も検討しながら粘り強く取り組む」としています