ハンセン病の歴史を啓発動画で学ぶ 小学校で上映会 瀬戸内市
子ども向けのハンセン病問題の啓発動画を作った岡山県瀬戸内市が今日(28日)、地元の小学校で初めての上映会を行いました。
上映会が行われたのは、瀬戸内市の牛窓北小学校です。瀬戸内市邑久町虫明には、長島愛生園と邑久光明園の2か所の国立ハンセン病療養所があります。
6年生12人は、入所者が桟橋や船、居住区などで職員と区別され、脱走しようとして強制的に監禁室へ入れられたことなど、国の誤った隔離政策で差別や偏見に苦んだ歴史を学びました。また親が療養所で働いていたため、結婚が破談になる差別が職員の家族にも及んでいたことを学習しました。
瀬戸内市は市内の小中学校に人権学習の教材として提供し、外国人にも見てもらえる様、英語の字幕入りも作り、市の公式Youtubeで公開しています。