岡山県の観光農園、西山ファームを巡る巨額投資詐欺事件で、出資法違反の罪に問われた元代表の男に対し、名古屋地方裁判所は26日、執行猶予付きの判決を言い渡しました。

　判決を受けたのは赤磐市の観光農園、西山ファームの元代表、山崎裕輔被告です。

　判決によりますと、山崎被告は2018年、金銭管理担当者と共謀の上、配当金の支払いを約束し、保証金名目で3人から合わせて1200万円を受け取った出資法違反の罪に問われていました。

　判決で名古屋地裁は、「好条件をうたって預かり金を募ろうと考え、犯行を首謀した」などと指摘しました。その一方で「被害者に弁償を行っている」などとして、懲役2年、執行猶予4年。罰金150万円の有罪判決を言い渡しました。

　判決後、山崎被告は記者の問いかけに答えることなく、裁判所をあとにしました。