【建設従業員殺害】火をつけ殺害した罪に問われた男…検察側は懲役18年求刑も弁護側は無罪主張(地裁沼津支部)
2022年3月、静岡・三島市で建設従業員の男性に火をつけ殺害したとして殺人の罪に問われた男の裁判で検察側は、懲役18年を求刑しました。
求刑を受けたのは清水町の28歳の建設業の男です。起訴状などによりますと、被告の男は、2022年3月、三島市の資材置き場で、従業員の当時42歳の男性にジェット燃料油を浴びせライターで火をつけやけどをさせ、翌日 死亡させたとして殺人の罪に問われています。
11日の裁判で、検察側は、「被告は、一連の暴行のほとんどを否認し、被害者自ら火をつけた、別の作業員が殺害したなどと弁解し全く反省していない。極めて残忍で悪質」などとして懲役18年を求刑しました。弁護側は「被告には殺人の動機がない」「燃料のドラム缶などに、被告のDNAや指紋は検出されず、物的証拠がなく、殺人罪には当たらない」として無罪を主張しました。判決は、12月20日に言い渡されます。