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「40年漁師やってるが初めて」日本海の異変?小樽で寿都でイワシ大群「臭くなるんだわ」原因は

2024年3月25日 15:58
「40年漁師やってるが初めて」日本海の異変?小樽で寿都でイワシ大群「臭くなるんだわ」原因は

北海道小樽市の海岸で、2024年3月20日ごろから大量のイワシが漂着しています。

一方、同じ日本海側の寿都町では漁港内にイワシの大群が現れていて、地元では困惑が広がっています。

(坪田カメラマン)「砂浜にはたくさんのイワシが流れ着いています」

見渡す限りの海岸線に流れ着いているのは、大量のイワシです。

地元の漁師によりますと、小樽市張碓町から銭函にかけての海岸線で、20日ごろからイワシが打ちあがりはじめたということです。

(漁師)「漁師やって40年以上経つけど、イワシがあがるのは初めて。いい現象じゃないね、後始末が大変で臭くなる」

午前9時半ごろ、海岸を管理する道が現地の状況を確認しました。

(職員)「とりあえず今はどのくらいの範囲かということで現状確認だけ」

なぜ大量のイワシが打ち上げられたのか。

北海道立総合研究機構によりますと、打ち上げられた原因として、本来イワシが生息できる水温は5℃以上ですが、先週から銭函周辺の水温が下がり、仮死状態で打ちあげられたとみられています。

今後、道は市と協力して対応を検討していくとしています。

一方、寿都町の横澗漁港で確認されたのは、海中にいる大量のイワシでした。

周りには釣りをしている人の姿も多く見られます。

寿都町役場によりますと、イワシの群れが漁港内に現れることは今回が初めてということです。

港にイワシの大群が現れた理由はわかっていないため、今後イワシの群れの観察を続けていくとしています。

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