鷹栖の逃走中大型犬(ピット・ブル)発見に至らず…当時は敷地内で放し飼いに「興奮すると…」
2024年4月15日に北海道・上川の鷹栖町で逃げ出した大型犬はまだ見つかっていません。
その後の取材で、大型犬は敷地内で放し飼いにされていたことが新たにわかりました。
警察は犬の行方を捜すとともに当時の状況を調べています。
(北本アナウンサー)「警察によりますと、アメリカン・ピット・ブルテリアは敷地内で当時放された状態だったということです。リードなどはつけていなかったということです」
逃げ出したあと行方がわからなくなっているのは、アメリカン・ピット・ブルテリア、通称 ピット・ブルという大型犬1頭です。
15日午後2時ごろ、鷹栖町8線12号のブリーダーの施設で、飼育していた犬が逃げ出したと飼い主から警察や役場に連絡がありました。
犬は当初南西方向に逃げたとみられていて、近くには小学校もあります。
(警察官)「ワンコを見ても近付いたらダメだよ」
(児童)「ハーイ」
学校では児童の登下校を警察官や保護者が見守るなど、マチは警戒を強めています。
(保護者)「どこかにいたら困るので車で来ています」
逃げ出したというピット・ブルは闘犬にも用いられるといいます。
どんな犬種なのでしょうかー
(酪農学園大学 川添敏弘教授)「賢いが、いろんなことに敏感な性格を持ち合わせている。興奮しだすともう気持ちがそっちにいっちゃうような性格。強い、穏やかだが興奮すると止められない、そして興奮しやすい性格がある」
2023年6月には香川県で、2020年にも千葉県で、逃げたピット・ブルに人が噛まれ大けがをする事案が起きています。
ブリーダーによりますと、この施設では複数の種類の犬約100匹が飼育されていました。
警察によりますと、ピット・ブルは日中、施設内で放し飼いにされていて、付近を走るトラックを追いかけて逃げたとみられています。
警察は詳しい飼育状況や逃げた経緯を調べています。
これまでに逃げた犬の目撃情報はなく、発見には至っていません。
警察は見かけたら近寄らずに通報するよう呼びかけています。