「ラーメンなら北海道」食糧自給の大切さを熱弁 新総裁に石破氏 北海道の産業に期待感
「号外です!」
岸田総理大臣の後継を選ぶ、自民党総裁選挙。
石破茂元幹事長が、新たなリーダーに選ばれました。
(市民)「物価が高くなっているので、できれば賃金をあげてほしい」
(市民)「北朝鮮の問題などもあるし、防衛力の強化がいちばん」
(恩田記者)「自民党本部前です。午後1時から総裁選の投開票が始まっています」
1回目の投票では1位高市氏、2位石破氏となり、決選投票にもつれ込みました。
そして―。
「石破茂くんをもって当選者と決しました」
石破氏215票、高市氏194票で石破氏が逆転し、新総裁に決まりました。
この結果に、道内選出の自民党議員はー
(石破氏に投票 伊東良孝衆院議員)「1回目議員票少なくて大丈夫かなと思ったけど、2回目はたくさん入って選出されてよかった」
(高市氏に投票 中村裕之道連会長)「高市早苗候補の推薦人になって最後まで応援したが、一歩届かなかった。(石破氏は)地方を回っていたし、クリーンな方だから、いい総裁が生まれたと思っている」
立憲民主党の逢坂道連代表は―。
(立憲民主党 逢坂誠二道連代表)「自民党は総裁選を何のためにやっているかというと、何か不都合が起きたときに、それを先送りにするためにやっている。だから誰が総裁になっても変わらない」
石破新総裁は、当選12回の67歳。
防衛大臣や農林水産大臣を歴任し、党の幹事長も務めました。
2015年には、地方創生担当大臣として夕張市を視察。
当時夕張市長だった鈴木知事から話を聞くなど、地方の可能性に目を向けてきました。
ことし6月、札幌で開かれた政経セミナーでは―。
(石破茂新総裁)「とにもかくにもラーメンといえば北海道ですが、ラーメンの自給率といえば14%ですからね。麺はほとんど外国の小麦、お醤油の大豆はほとんど輸入」
自他ともに認めるラーメン好きとして「ラーメン議連」の会長を務める、石破新総裁。
ラーメンの話題を入り口に食糧自給の大切さを熱弁し、北海道の産業への期待を示していました。
(石破茂新総裁)「エネルギーも食料も自給できる、北海道・札幌から新しい日本を作る」
地方創生に力を入れて来た、石破新総裁。
北海道の可能性を引き出す施策を打ち出せるのか、注目されます。