値上がり…消費落ち込みをぶっ飛ばせ!その名も「たまごにつけて食べようキャンペーン」札幌市
2023年のエッグショックに迫る勢いで、タマゴの値段が値上がりしています。
暮らしに欠かせない食品の価格が高騰するなか、タマゴの新たな美味しさを伝えるキャンペーンが開催されました。
開店前のスーパーにずらーっと並んだ30人以上の大行列。
ドアが開くとともに一斉に向かった先は、タマゴ売り場です。
この日は特売日ということもあり、お客さんが殺到します。
(客)「安いので毎回タマゴはここで買うようにしています」
しかし特売とはいえ、1パック235円で価格は上昇傾向にあります。
(客)「高いのは仕方ないかなと思っています」
(客)「ちょっとまた(値段が)上がってきたかな。前すごい上がっていた時、買えなかった時もあったんですけど」
ホクレンによりますと、2024年に入ってから落ち着きを見せていたタマゴの値段は、9月に入ってから上昇に転じ、2023年のエッグショックの高値に迫る勢いです。
一体なぜなのでしょうか。
(マルコストアー 山川悟史社長)「全国でタマゴが全体的に不足している状態。これから年末にケーキだとかおせち商材だとかでタマゴを使う。全体としてこの時期に(値段が)上がる傾向にある。12月はタマゴが高止まりの月なので、下がっても1月なのではと予想しています」
タマゴ不足の背景には、夏の記録的な猛暑の影響で全国的に供給量が減り、値段が上昇したことで消費者の買い控えに繋がっているといいます。
消費を上向かせようと、タマゴの美味しさを伝えるキャンペーンが札幌の飲食店で始まりました。
それがー
(ホクレン酪農畜産事業本部 児玉健太郎さん)「たまごにつけて食べようキャンペーン。新しい食べ方を通じて、タマゴのもつ持つ魅力や価値を発信していきたいというキャンペーンになります」
タマゴの新しい食べ方を発信して消費を拡大し、生産者を応援しようという取り組みです。
合わせる食材は豚ジンギスカン。
ちょっと意外な組み合わせですが、タマゴにたっぷりつければ食欲をそそる組み合わせに。
(石黒記者)「タマゴに絡めることでジンギスカンがまろやかな味になっています。タマゴのコクがあるので、これはごはんに合う逸品です」
(ホクレン酪農畜産事業本部 児玉健太郎さん)「北海道のソウルフードであるジンギスカンにタマゴをつけて食べていただく事で、(この組み合わせを)知らなかった層に対して、美味しさ・価値をお届けしたいと思っております」
しばらく高値が続くタマゴですが、消費の落ち込みを防ぐ取り組みが進められています。