放火視野に捜査中の住宅火災 男性死因は“急性一酸化炭素中毒” 現場には灯油ポリタンク 北海道
北海道士別市で3月25日、住宅が全焼し高齢男性が死亡した火事で、男性の死因は急性一酸化炭素中毒だったことが新たに分かりました。
警察は放火の可能性も視野に引き続き捜査しています。
(林記者)「午後1時40分です。現場検証が行われています」
発生から一夜明けた26日も警察による現場検証が続けられています。
士別市大通西14丁目の2階建て住宅で25日午前5時15分ごろ、住宅内部が全焼する火事があり、1階にある寝室のベッドから高齢男性の遺体が見つかりました。
司法解剖の結果、男性の死因は急性一酸化炭素中毒であることが新たに分かりました。
当時、住宅には家族4人がいて、そのうち父親の岩崎信幸さん81歳と連絡がつかないことから、遺体は岩崎さんとみて身元の確認を進めています。
また、玄関付近から灯油のポリタンクが見つかっていて、警察が押収しています。
警察は何者かが火をつけた放火の可能性も視野に、50代の息子から事情を聴くなどして調べています。