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岩見沢市の担当者も嘆息「ここまでの雪が12月にくるのは…」雪国の宿命とはいえ市民生活影響大

2024年12月16日 18:41
岩見沢市の担当者も嘆息「ここまでの雪が12月にくるのは…」雪国の宿命とはいえ市民生活影響大

12月のこの時期としては記録的な大雪となった北海道岩見沢市では路線バスが運休となっているほか、市内の高校は臨時休校となるなど影響が続いています。

道内は強い寒気が流れ込んだ影響で、岩見沢市では2024年12月16日午前2時に102センチの積雪を観測し、平年のおよそ3倍の雪の量となりました。

積雪が100センチ超えたのは、観測史上2番目に早いということです。

市内では除排雪が追い付かず、生活に影響が出ています。

(石黒記者)「駅前にある通りなのですが、道幅が狭く、車がすれ違うのも一苦労な状況です」

雪山が道路を狭め、車が行き交うことが困難にー

市内では先週末から、路線バスすべての4路線について運休と復旧を繰り返しています。

いまも一部で運休が続いていて、17日以降も雪の状況によっては運休の可能性があるということです。

また、この影響で岩見沢東高校・岩見沢西高校では臨時休校となりました。

岩見沢市ではなぜ除排雪が追いついていないのでしょうか?

市によると、除雪の体制は例年通りだということですが、この早い時期に予想外の大雪が降ったことが今回の運休に繋がったと言います。

(岩見沢市役所除排雪対策本部 山田甲二主幹)「ここまでの雪が12月にくるというのはここ数年なかった。1日でも早いバス路線の復旧を目指して取り組んでいるところでございます」

市民の生活に大きな影響を及ぼす大雪。

除排雪が追いつかない中、多くの人が雪かきで疲労困憊の様子です。

(岩見沢市民)「いやいやもう大変ですわ。きのうの夜やって朝もやって もうずっと雪かきだらけですね」

こうした中、札幌市東区の小売店では雪かきを快適にするある物が売れていると言います。

(ワークマンプラス札幌美香保店 道貝花菜副店長)「防水が強くなっています。それで蒸れにくいので、けっこう雪かきとかにも使えるかなと思います」

とくに雪かきにおすすめというのが、この防寒着です。

内側にメッシュ加工が施されているため、長時間の雪かきで汗をかいても蒸れにくく、さらに裾にゴムがついているので、隙間から冷たい空気や雪が入りにくい構造となっています。

また、手の甲まで防水加工がされ、外側がゴム素材の手袋は雪かきスコップの柄をしっかりと握ることができます。

一式身につければ、暖かく快適に雪かきができるといいます。

(ワークマンプラス札幌美香保店 道貝花菜副店長)「価格もありますけど、1番は暖かさを求めている人が多いと思います。よりよい商品で価格も安価な値段で、あったかく冬を過ごしていただければと思います」

本格的に雪かきのシーズンがやってきた道内。

16日は冷え込みも強まり、札幌は午前6時半ごろ氷点下5.6度を観測。

今シーズン一番の寒さとなりました。

このほか、午後5時現在でむかわ町穂別で氷点下20.5度、厚真で氷点下18.7度を観測し、道内169地点で最高気温が氷点下となり寒い1日となりました。

このあとも断続的に雪が降り続き、17日の朝までに日本海側の多いところで30センチの雪が降る予想です。

また、冷え込みも18日にかけて強まる見込みです。

最終更新日:2024年12月16日 18:41
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