喜んでいるのはペンギンだけ…?記録的暖気はどこへ?やはりまだ2月、札幌今季一番の大雪
3連休初日の2024年2月23日の北海道内は、札幌市などで局地的に今シーズン一番となる、まとまった雪が降りました。
雪かきに追われる人がいる一方で、水族館ではペンギンの雪中散歩に歓声が上がっていました。
今シーズン一番の大雪となった札幌市。
23日朝早くからササラ電車が出動し、路面電車のレールに積もった雪を竹でできたブラシが吹き飛ばしていました。
石狩湾に発生した活発な雪雲の影響で、道内は局地的にまとまった雪となりました。
特に札幌では午前6時までの24時間降雪量が道内1位となる45センチとなり、今シーズンで最高となりました。
(石黒記者)「札幌市厚別区の住宅街です。こちらでは私の膝の高さまで雪が積もり、歩道がなくなっています。住民の方々は雪かきに追われ、いたるところに雪山ができています」
(住民)「きのう降る前まではこの辺何もなかったですよ」
(住民)「(雪かきを)きのうの夕方やって夜やって朝早くやって今やってる」
3連休の初日となる23日、観光地・小樽でもマチは雪かきで大わらわでした。
多くの人が雪にうんざりとする中、元気いっぱいだったのはペンギンです。
ふわふわの雪をかき分けて進みます。
中には感触を確かめているのか、腹ばいになって泳ぐような仕草もー
おたる水族館恒例のペンギンの雪中さんぽに、観光客は大きな歓声を上げていました。
(小樽水族館公社飼育部 浜夏樹さん)「新しくふかふかの雪が降ったので、ペンギンたちも最後の3連休はかなり歩きやすい楽しいコース。積もっている方が気持ちよく歩けるのではないかと思います」
3連休の2日目となる24日以降の雪は、降ったりやんだりを繰り返しながら次第に落ち着く見込みです。
ただ、23日夜にかけては冬型の気圧配置はまだ続く見通しということで、雪の降り方に十分注意が必要です。