三笠宮妃百合子さま ご逝去 101歳の生涯
宮内庁関係者によりますと、天皇陛下の大叔母にあたる皇室最高齢の三笠宮妃百合子さまが15日午前6時32分、入院先の東京・中央区の聖路加国際病院で亡くなられました。101歳でした。(誕生日:1923年6月4日)
三笠宮妃百合子さまは1923年に高木正得氏の二女として生まれ、1941年には現在の学習院女子中・高等科の前身である女子学習院を卒業されました。
その年に昭和天皇の弟で天皇陛下の大叔父にあたる三笠宮崇仁さまと結婚し、3男2女を出産されました。
百合子さまは1948年から62年間、恩賜財団母子愛育会の総裁をつとめるなど母子保健や福祉の向上に取り組まれました。2007年に大腸がんの手術を受けたほか、2020年に肺炎と心不全で入院したほか、2022年には新型コロナウイルスにも感染しましたが、その後も元気な姿を見せられていました。
2016年10月に三笠宮さまが100歳で亡くなった後は喪主として三笠宮さまをしのぶ一連の儀式に出席されました。
一方、母としては長男の寛仁さま、二男桂宮さま、三男高円宮さまに先立たれる経験をされました。
宮内庁は、このあと会見をおこなう予定です。