【注目】アメリカ大統領選挙 古着バイヤーが感じた政治への熱量“日米の差” 《新潟》
注目のアメリカ大統領選挙。開票作業がまだ続く中さきほどトランプ前大統領選が勝利宣言を行いました。民主党と共和党がしのぎを削るアメリカ。現地へ古着を買い付けに行く弥彦村のバイヤーは政治への熱量に圧倒されたといいます。
店内に並ぶヴィンテージもののデニムや洋服。
弥彦村にある古着店です。
経営者の土田鏡さんは仕入れを行うため、毎月1度アメリカへ足を運ぶといいます。
Q)どのくらい滞在するか?
〈古着店のオーナー 土田鏡さん〉
「1週間ぐらいと決めています。毎月行くので、5州を国内線を使って飛び回る」
現地で感じるのが大統領選挙への関心の高さ。
〈土田鏡さん〉
「日本以上に政治に関心があるなというのは思いますね」
民主党のハリス氏と共和党のトランプ氏が争い、歴史的な大接戦となっているアメリカ大統領選挙。
それぞれの集会には多くの支持者が詰めかけ、まるでイベント会場のような熱気と興奮が広がります。
期日前投票だけで投票者はすでに8000万人を超えます。
有権者の3分の2が投票した前回の大統領選に近い投票率になるとの予想も。
政治への熱量が高まっています。
Q)激戦州の7州に行ったことは?
〈古着店のオーナー 土田鏡さん〉
「ウィスコンシン州は先月行ってますね。この辺のやつはウィスコンシンで買ってますね」
土田さんはアメリカに買い付けに行くとたびたび現地の業者から“ある言葉”を投げかけられるといいます。
〈古着店のオーナー 土田鏡さん〉
「僕の取引先のディーラーからは『日本人は首相が変わっても首相の名前言えないだろ』と何回も言われたことがあって。実際にアメリカに行く機会が増えるといかに日本人が政治に対しての関心が薄いのかなと顕著に感じますね」
以前は日本の政治に対してあまり関心がなかった土田さん。選挙の際には必ず投票に必行くようになり考え方も大きく変わったといいます。
〈古着店のオーナー 土田鏡さん〉
「自分も選挙に行き投票する立場で考えても昔はどうだったかといったら今と違って自分もアメリカ人の方と比べたら政治に対しての関心はあまりなかった」
国内に目を向けると、10月の衆議院選挙の投票率は54パーセントを下回り、戦後3番目に低くなりました。
政治に寄せる日米の熱量の差。大統領選はその一端を示しています。