柏崎刈羽原発の安全対策の報告書 技術委が取りまとめ 東電の適格性 「問題がないとは言い切れない」《新潟》
柏崎刈羽原発の安全対策を確認してきた県の技術委員会が報告書を取りまとめました。原子力事業者としての適格性をめぐっては「問題がないとは言い切れない」との文言が盛り込まれる予定です。
県の技術委員会は柏崎刈羽原発の安全性について、22項目にわたって議論してきました。
報告書ではそのうちの18項目で「問題がない」と結論づけました。
一方、適格性をめぐる項目については事実上の運転禁止命令が出された経緯などを踏まえて「問題がないとは言い切れない」との文言が盛り込まれる予定です。
〈県技術委員会 小原徹座長〉
「問題ないと言い切れるか、言い切れないかもしれないというのが委員会の意見。原子力規制委員会の判断は否定しないが、本当に必要なのはこれからちゃんとやってくれるかどうか」
報告書は花角知事が再稼働の是非を判断する材料のひとつとなります。