同姓同名で生年月日も同じ別人の預金を市が誤って差し押さえ 市税などの滞納額7万6000円余りを 《新潟・村上市》
村上市は9日、市税などの滞納者に対して預金の差し押さえをしたところ、差し押さえたのは同姓同名で生年月日も同じ別人だったことが判明し、事務処理誤りだったと発表しました。
誤って預金を差し押さえられたのは県外に住む女性で、12月6日にこの女性から預金が差し押さえられていて心当たりがない旨、村上市に連絡があったことから発覚しました。
女性は滞納者と同姓同名で生年月日も同じだったということです。
誤って差し押さえられたのは合計7万6040円で、市は女性に対し経緯を説明して謝罪、早急に返金するべく手続きをしているということです。
市は、誤った原因について預金口座の差し押さえの際に、登録住所の履歴確認が不十分だったとしています。
村上市によりますと、市税など2種類の税金を約2年間滞納している滞納者に対し、ことし11月に預金口座の差し押さえを実施していましたが、差し押さえたのは別人と判明。9日時点でこの滞納者からの納税は確認されていないということです。
市は今後、再発防止のため事務手順を確認し、チェック体制を徹底するとしています。