「円安ドル高なので投資始めれば確実に利益」 50代女性2870万円だまし取られるSNS型詐欺 大分
大分県大分市に住む50代の女性がSNS型投資詐欺の被害に遭い、現金2870万円をだまし取られていたことがわかりました。
警察によりますと、2024年5月ごろ、女性が動画サイトを見ていたところ、株式投資に関する広告が表示されました。その広告を閲覧したところ、SNSの投資グループに誘導され、そのグループとやり取りするようになったということです。
そして、グループ内の人物から女性は「円安ドル高なので、今投資を始めれば確実に利益を得ることができる」などと言われました。その話を信じた女性は6月21日から7月12日にかけて、相手が指定した複数の金融機関の口座に、ATMや銀行の窓口、そして、ネットバンクを通じてあわせて11回、合計2870万円の現金を振り込んだということです。
12日、女性が現金をおろそうと銀行の窓口を訪れた際、行員が金額が高額だったことを不審に思い、警察に通報して被害が発覚しました。
警察はSNS型投資詐欺事件として捜査するとともに、「SNSで知り合った相手から投資を勧められるのは詐欺の手口」だとして、現金を振り込む前に家族や警察に相談するよう注意を呼びかけています。