中学生が模擬裁判 焼き肉店での殺人事件を想定「緊張感がすごかった」「駆け引きがすごい」大分
中学生に裁判を身近に感じてもらおうと大分地方裁判所で実際の法廷を使った模擬裁判が開かれました。
この模擬裁判は、春休み中の中学生を対象に県弁護士会などが毎年行っていて27日は、応募した14人の生徒が参加しました。
大分市内の焼き肉店で従業員にオーナーが殺害されたという殺人事件を想定して、大分地裁の法廷で被告人が有罪か無罪かを審理しました。
実際の裁判さながらの流れで行われ、中学生たちは、それぞれ裁判官や検察官、弁護士などの役を務め、裁判の進め方を学びました。
そしてその後判決を言い渡しました。
◆裁判官役の中学生
「被告人を無罪とします。被告人を犯人とするには合理的な疑いが残ると考え無罪と判断しました」
◆模擬裁判に参加した中学生
「すごく迫力があって緊張感がすごかった」
「検察官と弁護士の駆け引きがすごい、勉強になった」
主催した県弁護士会は、「この模擬裁判を通して裁判や法律について関心を持ってもらえれば」と話しています。