開業の遅れが見込まれているリニア中央新幹線の工事について、JR東海は23日夜、飯田市で住民説明会を開き長野県駅の工事完了は2031年12月となる見通しを示しました。

JR東海杉浦禎信担当部長
「工期の延伸、開業の遅れは皆様の期待を裏切る形になってしまったと考えています。大変申し訳ございませんでした。」

飯田市北条地区で開かれた説明会には地元住民およそ40人が参加しました。

JR東海は、北条地区に建設される長野県駅について、当初の工期から5年9か月延長し、2031年12月までとなると説明しました。

理由について用地を取得する手続きや埋蔵文化財の調査が長期化しているためなどとしています。

工期の延長を受け、飯田市は市で進めるリニア駅前広場の工事については2027年度末までに一部の整備を行い2028年度以降、使用できるようにする方針です。