雇い止め地位確認求めた裁判 元准教授が信州大学に復職で和解「4月から大学で教えることを楽しみに」
信州大学で19年にわたり英語を教えてきた准教授が今年3月に雇い止めを受け、信大に対して地位確認を求めて行われた裁判。
来年4月から復職することで、18日、和解が成立しました。
英国籍で信州大学・元准教授のマーク・ブライアリーさん57歳は、 信大から今年3月末で雇い止めを受け、4月には、信大に対して地位確認を求める訴訟を地裁松本支部に起こしていました。
ブライアリーさんは2005年4月から1年や3年の契約で英語を教えていて、雇止めは、あと1年で、「無期契約の申請権」が発生するのを避けるためと主張していました。そして今回、大学側が解決金を支払い、准教授として今までとぼほ変わらない条件で来年の4月から復職することで和解しました。
マーク・ブライアリーさん
「和解になってすごくほっとしました。4月から大学で教えることを楽しみにしています」
信州大学は「教職員との雇用関係についてより丁寧な説明や対応を心掛けてまいります」とコメントしています。