窪田幸助カメラマン
「大粒の雨が降ってきました。前があまり見えません」

22日午後4時半ごろ、長野市内で突然降り出した激しい雨。
雷が鳴り響き、辺りには強い風が吹き付けていました。
長野地方気象台によりますと、22日、長野市では午後4時から5時までの1時間に松代町の山沿いで52ミリ、真島町では40ミリなど局地的に非常に激しい雨が降ったとみられています。長野市危機管理防災課によりますと、人的被害はありませんでしたが、店舗と住宅合わせて3棟で床上、床下浸水しました。

床上浸水した長野市大豆島のバイク修理販売店です。
店の近くには用水路が流れていて、その水があふれ浸水したとみられています。
店では8月に入り、2度目の浸水被害だといいます。

店の人は
「整備に関わる電動工具とか。下に置いてある電気ものは全部駄目ですね」
「痛いですね。正直8月は全く仕事ができてないので、片付けそうじしかやってないですから」

若里公園で倒れていていたのは高さ10メートル以上のヌマスギの木です。
木は中央辺りまで割れ、折れていました。

公園管理事務所スタッフ
「かなりの雨でしたので誰もいなかったのが幸いしています。われわれもすごく驚いています。想像以上のもので」

倒木は落雷が原因とみられています。
雷が専門の気象情報会社「フランクリン・ジャパン」によりますと、22日午後4時からの1時間に長野市周辺では1400回の落雷が確認されたということです。

中澤久美子ディレクター
「長野市真島町のブドウ畑です。本来ここには私の身長より高いブドウ棚が広がっていましたが、風の影響で倒れてしまっています」

長野市真島町の牧野克哉さんのブドウ畑です。
シャインマスカットとクイーンルージュ合わせて400房を栽培しています。
22日の大雨と強風で鉄の支柱が倒れ、ブドウ棚が崩れてしまいました。
間もなく収穫を迎えますが…。

ブドウ農家　牧野克哉さん
「こちらなんですが、いくつかちょっと粒が取れてしまったブドウもありまして本当にあと10日で収穫迎える状態で、ちょっと食べてみてもちょっと皮が硬くちょっとまだ酸味が残っている状態で」
「もう少し甘みが出てくれれば収穫できたんですけど、あと収穫まで10日ということでこうなってしまったのはちょっと悔しいですね」