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【全国初】地熱発電の電力を”地産地消” 岩手県八幡平市に新会社設立 「はちまんたいジオパワー」

2024年7月23日 15:50
【全国初】地熱発電の電力を”地産地消” 岩手県八幡平市に新会社設立 「はちまんたいジオパワー」

 電力の「地産地消」をめざします。
 
 岩手県八幡平市の地熱発電所でつくられた電力を市内の民間事業所や公共施設に供給する新しい電力会社が設立されました。

 23日の設立式には八幡平市の佐々木孝弘市長ら関係者およそ20人が出席しました。

 八幡平市と民間の電気小売事業者、地元の金融機関が出資した新しい電力会社の名称は「はちまんたいジオパワー」。

 「はちまんたいジオパワー」では「松尾八幡平地熱発電所」と「安比地熱発電所」で発電した電力を、市内の民間施設と市役所や小中学校など公共施設あわせて78施設に供給する予定で、地熱発電の再生可能エネルギーを利用する地域新電力会社は全国で初めてです。

 八幡平市 佐々木孝弘市長
「経済循環、CO2の排出量の削減、企業誘致につなげていく。この3つを大きく目標に掲げて新電力を通じて地熱発電をフルに活用したまちづくりをこれからも取り組んでいきたい」

 八幡平市では公共施設58施設で新電力を使うことで年間でおよそ500万円ほどの電気代を節約、年間でおよそ4400トンのCO2が削減できるとしています。

 電力の供給開始は来年2月を予定しています。

    テレビ岩手のニュース