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【能登半島地震】石川県能登町長が岩手県庁を訪問 復興支援に感謝

2024年9月11日 15:49
【能登半島地震】石川県能登町長が岩手県庁を訪問 復興支援に感謝

 能登半島地震から8か月あまり。

 今度は岩手が感謝を伝えられました。

 被災した石川県能登町の町長が県庁を訪れ、達増知事に復興支援への御礼を述べました。

 県庁を訪れたのは、石川県能登町の大森凡世町長ら3人です。

 元日の能登半島地震で、能登町では、関連死を含めて33人が犠牲になりました。

 いまだに浄化槽が修理できず、水洗トイレを使えない家も多いということです。

 5月までに岩手県庁から現地に応援派遣した職員は、のべ222人にのぼります。

 このほか今も3人が「中長期派遣」で土木関連の公務を手伝っています。

 能登町の大森町長は、「ありがとうございます」と感謝を伝えたうえで「被災した人は、避難所から仮設住宅に移ると一人になって気持ちが沈みがちになる。職員でこまめに声をかけるようにしている」と報告しました。

 達増知事は「岩手でも同様のことがあった。日本全体で復興に向かわないといけない。岩手も協力します」と、東日本大震災に触れながら今後の支援を約束しました。

 能登町 大森凡世町長
「ようやくこうやって動けるような状況になったので、顔を見てごあいさつしないと気が済まないというような。重要なのは生活の再建ですよね。被災された住民の方々の生活の場、それと、コミュニティの維持というところですかね」

 能登町では現在、中高生と一緒に次の街づくりを考えていて、年末までに復興計画を策定するということです。

    テレビ岩手のニュース