【特集二刀流】会社経営×美の追求 自動車関連会社女性社長がミセスコンテストにも挑戦 岩手・奥州市
大谷選手のように「二刀流」で頑張る人たちを紹介する、今月のシリーズです。今回は「会社経営」と「美」の2つを追求する女性に密着しました。
奥州市衣川でロードサービスや自動車整備業などを営む「ゴールドカーレスキュー」。代表を務めるのは佐々木久美さん。整備士のご主人と共に自動車関係の会社を立ち上げました。
元々平泉駅で自転車やゴーカートの貸し出しなどを行っていましたが、去年事業を拡大。拠点も平泉から奥州市へ、新たなスタートも切りました。
佐々木さん
「じゃあやってみようかっていう簡単な思いから本当に0からだったんですけれども、色々と皆さんに声をかけていただいたり、助けていただきながら今のこのレッカー業をやらせていただいています。やりたいと思ったものをやらないと何も進まないんですよね。やりたいものはやるべきという思いがあって、私たちの中では夢は叶えるもの」
やりたいと思ったことはやってみる。それが佐々木さんの流儀。その一つが、会社の奥にも。
佐々木さん
「こちらは工場になりまして、実はですね、ここ前は冷蔵庫だったんですけど今は貸しスタジオということでスタジオが実はここにあるんです。ここでイベントとか開いたりですね」
なんと、ステージ付きのスタジオが。夢を形に出来る場所、そんな願いが込められています。
佐々木さん
「ここでライブをしたりとか、ちょっとしたマルシェとかも開くこともありますし、カラオケ機材もあるので色んな歌のコンテストだったりとか。『WAどりーむすぺーす』という名前がついているんですけど、そこでいろんな方の夢を叶えてもらいたい場所。自由に使っていただきたい」
場所を貸すだけでなく、自身もシンガーとしてマイクを持ち、歌を披露することもあるんだそうです。今、このスペースを使って佐々木さんはあるトレーニングを行っているんです。
佐々木さん
「これはですね、ミセスオブザイヤーということで、ミセスコンテストに出させていただきましてその衣装なんです」
2021年に始まった「ミセスオブザイヤー」。結婚歴のある女性が内面や外見の美を競う大会です。実は佐々木さん、岩手予選で準グランプリに輝き、今月行われた日本大会では見事、エイジレスビューティー賞に輝きました。そして、次の舞台は世界大会!
佐々木さん
「これはですね、最初はある方のご紹介でぜひ出てみないかという事から始まりまして、自分が強い自分でありたい、そして自分子供もいまして、じつは孫も二人いるんですけれども孫のため、そして会社のため常に若く力強くかっこいい女性でありたいと思い出場した」
世界大会に向けてさらなる美を追求する佐々木さん。日ごろから表情や姿勢を意識し、週一回のパーソナルジムでも身体を鍛えています
佐々木さん「一番キツイ、これが一番キツイ」
Q、娘さんから何か反応は?
佐々木さん
「ありますね。ぶっちゃけ、最初岩手大会では、どうせなんとなく出て終わりなんでしょから始まって、さすがに世界大会で、お母さんごめん!バカにしてごめん!て言われて、息子にも言われてまさか本当に行くとは思わなかったって。一番本当にうれしかったのは、お母さんの所に生まれて本当に良かったって言われて、本当に涙が出そうになった」
家族の支えや応援がなければここまでできなかったと振り返る佐々木さん。会社の従業員からは熱いエールも。
従業員
「男性から見てそういうチャレンジしているというのはかっこいい。素直にかっこいいと思います」「優勝とまではいかなくても順位に入れるような成績を残していただきたいと思います」
社長であり、コンテストファイナリストの二刀流。この活動を通して、佐々木さんが伝えたいこととは?
佐々木さん
「一つ夢を持つことによって、目標に向かって頑張れる。元気の原動力ではないですが、自分が常に輝ける。夢は思うだけではなくて、叶えるものだと私は思っています」
夢を力に美しさを極める。佐々木さんの挑戦はこれからも続きます。