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【避難長期化に懸念】大船渡市の避難所で支えあう 住民たちのいま

2025年3月3日 19:19
【避難長期化に懸念】大船渡市の避難所で支えあう 住民たちのいま
山林火災の現場周辺では、避難指示のエリアも拡大し続けています。いつ鎮火するのか、住民がお互いに支えあいながらの避難生活は、長期化が懸念されています。

避難所の一つ、大船渡市の三陸公民館では3日、学生ボランティアがラジオ体操を呼びかけ、避難している人たちが体を動かしました。

避難指示の拡大で250人が身を寄せて、雑魚寝状態だということです。

避難所運営担当 佐藤淳さん
「中にはプライバシーが守られていないということで、不満のある方もいらっしゃると思うけど、和気あいあいと隣で寝ている環境という中で過ごしている人もいる」

こちらに身を寄せる畑中智恵子さん(79)は、不安で夜寝られない生活が続いていると言います。

畑中智恵子さん
「夜は寝られないね。来た夜は一睡もできなかった。慣れない環境で」
「早く帰りたい、それだけです」

ただ、もともと地域のつながりが強く顔見知りも多いため、大きなトラブルはないといいます。

畑中智恵子さん
「ここは地区の人たちだから、ほとんど。知ってる人」
「不自由さは感じません。食べ物から何から、人間関係から」

住民同士が支えあって、前を向いています。


最終更新日:2025年3月3日 19:19
テレビ岩手のニュース