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【視察】「のと鉄道」社員が三陸鉄道に 震災の伝え方学ぶ 「語り部列車」運行へ

2024年7月23日 17:11
【視察】「のと鉄道」社員が三陸鉄道に 震災の伝え方学ぶ 「語り部列車」運行へ

 能登半島地震で大きな被害を受けた石川県の「のと鉄道」の社員が岩手県宮古市を訪れました。

 「のと鉄道」は地震の被害を伝える「語り部列車」を運行する予定で、23日、三陸鉄道の震災学習列車を視察しました。

 視察に訪れたのは「のと鉄道」の社員4人です。

 4人は三陸鉄道の列車に乗り込み、石川義晃社長や震災学習列車でガイドを務める社員から話を聞き、東日本大震災発生当時から復興にいたるまでの様子や伝える上で大切な事を学びました。

 のと鉄道 宮上哲夫 総務部長
「パンフレットとかをお配りするんじゃなくて、こうやってパネルで見せるんですね」

三陸鉄道 千代川らん さん
「資料は配りません。やっぱり自分の声で伝える事が一番ですし…」

 「のと鉄道」は今年1月に発生した能登半島地震で、線路が土砂にふさがれたり、駅のホームが損壊するなど大きな被害を受け、4月6日に全線再開しています。

 「のと鉄道」では能登半島地震の被害を伝える「語り部列車」を運行する予定で、23日、参加した4人のうち、3人は客室乗務員です。

 「語り部列車」の参考にするため、三陸鉄道の社員と意見交換をしたほか、東日本大震災の被害や復興の様子を伝える「震災学習列車」を実際に体験し、震災の伝え方を肌で感じていました。

 のと鉄道 牛上智子客室乗務員
「ありのままを伝えて胸に刺さるなと思ったので、本当に自分もそうしていこうという思いが強くなりました。『能登ってあるんだよ』っていうこと、きれいな景色もあるので、見て欲しいなって思います」

 「のと鉄道」では三陸鉄道で体験したことを参考に、能登半島地震の被害などを伝える「語り部列車」を9月から運行する予定です。

    テレビ岩手のニュース