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宮崎市鏡洲の山火事は鎮火 消防庁「林野火災のほとんどは不注意」

2025年3月27日 10:35
宮崎市鏡洲の山火事は鎮火 消防庁「林野火災のほとんどは不注意」
テレビ宮崎
25日に発生した宮崎市鏡洲の山火事について、宮崎市消防局は「27日午後5時に鎮火した」と発表しました。全国で相次ぐ山火事、消防庁は取材に対し「林野火災のほとんどは不注意によるもの」と注意を呼びかけています。

宮崎市鏡洲の山火事ではおよそ50ヘクタールが焼失しました。
宮崎市消防局は26日夕方鎮圧を発表。27日は消火活動と残り火の確認が行われました。

県によりますと、今回焼けたのは私有林で、所有者は複数いるということです。
森林法では例えば、他人が所有する森林に放火した場合は、2年以上の懲役、誤って他人の山で火事を起こした失火は、50万円以下の罰金が課せられます。

また、林野火災で被害を受けた森林は、焼け跡の整備や苗木の購入など復旧にかかる費用のおよそ7割を国と都道府県が補助する制度があるということです。

消防庁によりますと、林野火災は空気が乾燥し強い風が吹く1月から4月に多いということです。

2023年、国内で発生した山林火災の件数です。
1299件のうち原因は32%がたき火、19%が雑草などを焼いて処理する際に発生しました。

消防庁は取材に対し、たばこの不始末も含めて「ほとんどは不注意によるもの」と説明しました。「延焼が早く消火隊の立入りや水も限られることから、消火活動が困難」としています。

林野火災の多くは一人ひとりの注意で防ぐことができるとしたうえで、「山に入る際は火の取扱いに十分気をつけてほしい」と呼びかけています。
最終更新日:2025年3月27日 10:59
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